ワークショップ風景 ~藁から作るミゴほうき

昨日は、姫路のアイスタイルさんで、「藁から作るミゴほうきづくり」ワークショップでした。

たくさんの藁を、藁の一部、ミゴにする作業に、ほとんどの時間がかかるのですが、
みなさんで円になって、いろいろなお話をしながら、無心に手を動かす時間は、とても心地よい、瞑想のような時間。

ミゴは、すーっとしたその姿が、とても美しく、見ながら、いつも、惚れ惚れとしてしまいます。

たっぷりのミゴが準備出来たら、私自身が草木染めした糸の中から、自由に選んでいただいて、巻き留めていく。

それぞれの選ぶ糸の色、距離の取り方、巻く幅によって、おひとりおひとりの箒に表情が生まれ、オンリーワンに仕上がります。

おひとり、少し先に帰られたので、お写真に写っていなくて申し訳ないのですが。。。
素敵な箒たちが、生まれました。

買うものだと思っていたものが、自分の手で作れる幸せ。
そして、そもそも、こういう道具は、日常の中のものから工夫されて生まれてきたもの。
ご参加くださった皆さまが、それぞれに、自分の身の回りにあるものに置き換えて、
これでやってみようかな。
そんな想像を働かせてくださる時間も、とても素敵だなあ、と思いながら、いつも、時間を共有させていただいています。
おひとりは、お持ち帰りになった後、おうちにある枝をつけたい、と夢膨らませてお帰りになりました。

時間をかけて、自分自身の手の中から生まれたものは、可愛くって仕方がない。
そんな、道具になります。

今回も、高砂のイヌイットさんが大切に育てた、無農薬のお米の藁を使わせていただきます。
(ミゴほうきの作り方は、私自身が、あまねみどりさんから学び、ワークショップ開催のご了承を得ています)

心地よい時間を、ご一緒させていただいた皆さま、ありがとうございました。

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