お庭の花と育てた苗と

週末、音楽発表会の舞台に飾る花のお手伝いをさせていただきました。
発表会の最初と最後にみなさんが登ったり降りたりされるところには、竹を組んだ土台に、スワッグをたくさん吊り下げて。。。
緑のカーテンをみなさんがくぐるような雰囲気でした。
このスワッグの植物たちは、先生をされている方のご自宅のお庭に育っている植物たち。

ピアノ、歌、楽器と、発表されるものはそれぞれ。。。

舞台の前に一列に並んだ苗たちは、生徒さんが先生と一緒に種を蒔いて芽がでてきたもの。

午後からの発表会に備えて、朝から先生のご自宅へ。
お庭にある植物たちをたくさん摘み。。。

花も摘み。。。

束ねていったスワッグは、一旦、お水を吸わせてあげるために、なんだか可愛い台車の上へ。
「まるで、フランスのような雰囲気だねー」、と話をしながら。

束ねたスワッグは、このお庭で採れた苧麻(ちょま)を紐にしたもので束ね直して、仕上げました。

のりかさんと、お手伝いくださったおふたりと共に、汗をかきつつも、心地よく、いつまでも作り続けたい衝動に駆られるような、植物ととても近い時間。。。
こうやって、準備されたスワッグたちが、会場に運ばれたのでした。

庭とホール、日常と発表会がつながる、そんな空間。
IIDのお庭仕事をご一緒させていただいている、フリーランスキュレーター、プランナーの石田紀佳さんにお誘いいただいて、一緒にさせていただいたお仕事でした。
(のりかさんが、先生と舞台演出を考えられて、私は、その演出を形にするお手伝いをさせていただきました)

最後に、生徒のみなさんが、ひとつずつのスワッグと、自分の苗をお持ちかえりになりました。
あたたかく、優しい空気の流れる会でした。
お手伝いさせていただけたことを、とても嬉しく思います。

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