ワークショップ風景 ~暮らしを紡ぐ手仕事の会 / 草木染め蜜蝋ラップづくり

色に癒される。
香りに癒される。
変化していく姿にわくわくする。

そんな、心地の良い時間。

昨日は、みほさんと開催する暮らしを紡ぐ手仕事の会。
草木染め蜜蝋ラップづくりでした。

新しい蜜蝋ラップを作る方も。
前回作った蜜蝋ラップに重ね塗りをする方も。
一緒に。

枇杷の葉染め、玉葱染め、タデアイのたたき染めの3種類の中から選んでいただいて、楽しみました。
自分自身の身近にある植物たちから出る、自然そのままの色を楽しむ。
同じ植物でも、季節やタイミングによって、出る色は少し異なる。
そんな一期一会の色との出会い。

身近なもので、環境にも負担がなく。
もちろん、そういう側面は大いにあるのですが。
そんなかっこいい理由ではなくて。
ただただ、自分自身が心地よい。
そんな時間。


無農薬の玉葱の皮に、自然に育つ枇杷の木の葉、アトリエの庭で私が育てているタデアイ。
オーガニックの布に、オーガニックの蜜蝋。

蜜蝋を溶かしたら、まるで、パウンドケーキに柑橘類が入っているように見えたり。

タデアイのたたき染めに蜜蝋を置いたら、蜜蝋が花粉のようだったり。
そんな、少しずつ変化していく布の様子を全身で味わいながら、作る。

仕上がった草木染蜜蝋ラップは、とてもとても優しい表情で。
このラップが、日々の生活の台所にある。
その情景を思い浮かべるだけで、優しくなれるような。
そんな、仕上がり。

途中、草木染めした布を乾かしながら、私が準備した、素朴な軽食をみなさんでいただきました。
我が家で私が仕込んだもの、庭で育てている子たちを合わせつつ。

草木染め蜜蝋ラップづくりの会は、今後も定期的に開催予定です。
使って、蜜蝋がはげたら、また、一緒に蜜蝋を重ねる。
そんな機会を作りつつ、長く、大切に生活を共にする道具になればいいなあ、と思っています。

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